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偶然性を多用させ、自由連想=オートマティスムに可能性を見出そうとした超現実=近
代思想は、1千万人以上を殺した第1次世界戦への憎悪として、美に端正な衣装を付けさせない、このダダからの継承である。
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いちど掻き混ぜてしまった悪意の鍋のように、なにを掬っても、毒が盛られる。それでも、美は、近代の器をもって、それを飲み干そうとする。
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その近代という思想において、マレービッチのまなざしを忘れてはならない。
絵画は再現性にあるのではなく、感覚の反射の具現にこそ価値はあると、その幾何学的形態による絵画に至ったマレービッチは、自らの絵画をシュプレマティズム=純粋な感覚の至高性と呼んだ。
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すでに、抽象の極点にとどいた。その先がない。
行き場を喪失した彼は再び具象に帰ってきたが「真の人生」はそこにはなかった。
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「白に白(白い地の上の白い四角)」。「黒い正方形」。「白い正方形のうえの黒い四角」。「赤い四角・二次元で表された農婦の絵画的リアリズム」。この作品のタイトルは何を語ろうとするのか。その問いに、マレービッチは答える。正方形=感覚、白の平面
=感覚の彼方の虚空。さらに語る。決定的な要因は感覚にある。かくして、美術は非・写
実的な表現、つまりシュプレマティスムに到達する。しかし一般の人々は非・写実的な表現を美術の終焉と見、感覚がついに外部に形を得たという事実を理解し得なかったのである。
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この近代の到達点は、「砂漠」だと言説する。そこには感覚以外に感知すべきものはなにひとつとして存在しない、とマレービッチは宣言した。
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